小学校の帚


ぼくが行っていた小学校では昼休みの前か後に掃除の時間があったように覚えている。
ふと、帚にも位付けがあったことを思い出した。

柄が竹のよく見る帚より、柄が木材でできている自由帚の方が、位が高かったというか人気があった。
誰が言うともなく、なんとなく、自由帚の方が人気があった。その理由は曖昧だったように思う。
たぶん、掃除箱の中にある帚の中で、自由帚の方が割合少なかったからじゃないかと、今考えるとそんな気がする。


自由帚は柄の部分とヘッドの部分の金属が折れて壊れることが多かった。単に小学生の扱いが荒かったのだろう。
壊れてしまっても柄の部分は再利用することができる。
ウチでは怠け棒として、窓やカーテンの開け閉め、電灯のスイッチのON/OFFなどに使っている。